幕下生活7年、芝が新十両昇進へ 同学年に照ノ富士、正代「悔しくて活躍見たくなかった」

 「大相撲九州場所・14日目」(27日、福岡国際センター)

 西幕下2枚目の芝(29)=木瀬=が十両矢後(尾車)を下手ひねりで撃破し、5勝目(2敗)で締め、来年初場所(1月9日初日、両国国技館)の新十両昇進を確実にした。

 もろ差しで攻めて相手を起こす。寄られても残して形を作ると、下手でひねって、相手を崩した。

 2014年春場所、初土俵を踏み、同九州場所で幕下昇進。順調に出世した。丸7年、幕下の壁が突破できなかったが、やっと関取の座を手中にした。

 「いまだに実感がない。(新十両発表がある)水曜日(12月1日)に電話が来ないんじゃないかなと思っている。ここ一番でずっと落としてきたから」と夢心地だ。

 同学年には横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)を筆頭に、学生相撲出身では大関正代(時津風)も出世頭。「ほかの同級生も強いから関取に上がっている。足りないから、7年もこの位置にいた。同級生の活躍を見て悔しくて見たくなかった。後輩が上がって何人も抜かれた」と期すものはずっと持ち続けていた。

 初場所番付発表の12月24日に30歳になる。「何とか(十両昇進は)20代ということにならないかな」と笑みを浮かべていた。

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