十両炎鵬が苦しみながらも6勝目 地元金沢のお菓子「ビーバー」デザインの化粧まわしで奮闘
「大相撲九州場所・10日目」(23日、福岡国際センター)
関取最小兵168センチ、97キロの十両炎鵬(27)=宮城野=が錦富士(伊勢ケ浜)を引き落として6勝目(4敗)を挙げた。左を差し回り込みながら、先に攻めた。極(き)められかけた左腕を抜きながら、肩すかし気味に相手を沈めた。
「我慢して相撲が取れた。苦しまぎれという感じ。良くないと思う。何とか勝てて良かった。勝ち星があしたの自分の力になる」と、うなずいた。
秋場所前、地元・石川県金沢市の菓子製造メーカー「北陸製菓」から炎鵬監修の揚げあられ「炎鵬ちゃんこビーバー」が新発売された。今場所、土俵入りの際には同社から送られた「ビーバー」デザインの化粧まわしを着用している。
「ピリッと辛めでお酒好きな方に好んでもらえる。一つでも買ってもらえるように頑張りたい」と“営業マン”としても意気込んだ。



