照ノ富士が東正位横綱 御嶽海は6位タイ関脇在位17場所 阿炎が幕内復帰 番付発表

 日本相撲協会は1日、九州場所(11月14日初日、福岡国際センター)の番付を発表した。新型コロナウイルスの影響により昨年は東京で行われ、2年ぶりの九州開催となる。

 先場所後に引退した元横綱白鵬(現間垣親方)が番付から消え、照ノ富士が(伊勢ケ浜)が一人横綱。2場所連続6度目優勝を目指し、初の東正位横綱に就く。番付上の一人横綱は名古屋場所の白鵬以来となる。

 御嶽海(出羽海)が3場所連続の関脇、9場所連続の三役。関脇在位17場所、三役在位27場所は、ともに昭和以降6位タイとなる。明生(立浪)は2場所連続関脇、3場所連続の三役。

 9月に日本国籍を取得した逸ノ城(湊)が2場所連続の小結。

 25歳のホープ、霧馬山(陸奥)が名古屋場所の若隆景(荒汐)、明生以来の新小結昇進。陸奥部屋から新三役は2010年名古屋場所の白馬以来。モンゴル出身では2015年春場所の照ノ富士、玉鷲(片男波)以来。外国出身では2016年夏場所の魁聖以来26人目となる。

 7月場所後、協会ガイドライン違反で3場所連続出場停止処分を受けた阿炎(錣山)が昨年秋場所以来7場所ぶり幕内に返り咲いた。今年春場所、幕下に復帰し、先場所、十両優勝を果たした。

 松鳳山(二所ノ関)が昨年秋場所以来9場所ぶりの幕内。37歳8カ月23日での再入幕は昭和以降9位の高齢。最高齢は39歳6カ月の安美錦。天空海(立浪)が3場所ぶり、佐田の海(境川)が5場所ぶり幕内復帰となる。

 九州場所も新入幕力士はなく、今年の新入幕は初場所の翠富士(伊勢ケ浜)、7月場所の一山本の2人のみ。年6場所制となった1958年以降、最少。

 新十両は寺沢改め朝乃若(高砂)が昇進。現師匠が部屋継承してから先場所の朝志雄以来2人目となる。新潟県から昨年秋場所の王輝以来、戦後18人目。東洋大から朝志雄以来13人目。平戸海(境川)も新十両昇進。現師匠が創設して以降、2010年秋場所の城ノ龍以来9人目。長崎出身では2012年夏場所の政風以来、戦後20人目。となる

 荒篤山(荒汐)が2場所ぶり再十両。

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