競泳・萩野公介が引退を報告「すがすがしい気持ち。よく頑張った」五輪3大会出場

 競泳男子で、ロンドン、リオデジャネイロ、東京五輪3大会出場の萩野公介(27)=ブリヂストン=が24日、都内で会見し「私、萩野公介は、東京五輪をもちまして現役を引退することを決意しました」と報告した。

 「東京五輪に入る前から、この大会が最後になると自分の中で決めてトレーニングをしていましたし、大会に臨みました」と萩野。東京五輪の200メートル個人メドレーは「競泳人生で唯一、自分の人生を思い返しながら泳ぐような時間だった」といい「よく頑張りましたよ、本当に。今はすごくすがすがしい気持ちだし、うれしい気持ちだし、よく自分頑張ったなって、本当に思います」と振り返った。

 金メダルを獲得した16年リオ五輪以降は不振に苦しみ、休養も経験した。「もっとかっこよく終わる予定だったんですけど。予定は未定だなって」と笑いながら「僕自身は全力で、自分の弱い部分もさらけ出しながら、だけど最終的には萩野公介ってこういう人間だと、泳ぎながら表現していた。速いだけじゃなくて、そういうところを泳ぎ求めていた。すごく、自分の中ではかっこいい競泳人生だったと思っています」と胸を張った。

 今後については、大学院への進学を目指しているという。「指導者には向いていないと思っている」と言うが「水泳界には携わっていきたいし、力になれることがあれば全力でやるつもり」と萩野。「いろいろなことに興味があるので。いろんなことにチャレンジして、第2の人生を頑張っていきたい」と話した。

 ◆萩野公介(はぎの・こうすけ)1994年8月15日、栃木県小山市出身。作新学院高3年時の12年ロンドン五輪400メートル個人メドレーで銅メダルを獲得。16年リオデジャネイロ五輪は同種目で金、200メートル個人メドレー銀、800メートルリレー銅と3つのメダルを手にした。19年に一時休養し、20年の日本選手権で2種目優勝。東京五輪は200メートル個人メドレーで6位だった。妻はシンガー・ソングライターのmiwa。

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