堀内新五輪相、河村市長の金メダルかじり事件に失笑「表現の仕方それぞれ」

大臣引き継ぎ式を行った堀内詔子五輪相(左)と丸川珠代前五輪相
閣議後に会見した堀内詔子ワクチン担当相
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 4日に初入閣した堀内詔子ワクチン担当相(55)が5日、閣議後に会見を行った。五輪担当相も兼任するが、今夏の東京五輪・パラリンピックについて「コロナ禍でさまざまな制約のある大会となったが、開催国の責任を果たして無事大会を終えることができた。今後は大会を契機として創出された、成熟社会にふさわしい有形無形のレガシーを発信していけるように努めたい」と決意を述べた。

 五輪に関連して、ソフトボールで金メダルを獲得した日本代表の後藤希友(トヨタ自動車)が8月に名古屋市を表敬訪問した際、河村たかし市長(72)が後藤の金メダルをかじるパフォーマンスをして批判が殺到した件で、既に新しいメダルと交換されていたことが明らかになったことについて質問が及んだ。

 新しく就任したばかりの堀内五輪相は「金メダルについては…」と思わず失笑。その上で、「金メダルをとったことに河村市長は感動なさって、お喜びになられてああいう行動をなさられたのだと思っている。一方で、選手は突然のことでびっくりした表情だった。金メダルは本当にすばらしいことなので、国民の一人として私も大変うれしく思っているが、表現の仕方がそれぞれだった」と、価値観に相違があったとの見解を示した。

 続けて、日本選手団が史上最多27個の金メダルを獲得したことについて言及。「金字塔を打ち立てていただいたので国民の一人として喜びたいし、(コロナ禍で)1年延期になったにもかかわらず努力してきた姿に心から敬意を示したい」と述べた。

 会見後には、大臣の引き継ぎ式を行い、丸川珠代前五輪相(50)と面会。「コロナ禍で大変な状況の中で開催し、見事に大会を成し遂げたご努力に心から敬意を表する。東京大会のレガシーをしっかり発信していきたい」と話した。

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