宇野昌磨 4回転5本への挑戦 今後の鍵は「基盤」と「自信」

 ジャンプの着氷に成功する宇野昌磨(撮影・高石航平)
 演技する宇野昌磨(撮影・高石航平)
演技する宇野昌磨=さいたまスーパーアリーナ(撮影・高石航平)
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 「フィギュアスケート・ジャパン・オープン」(2日、さいたまスーパーアリーナ)

 男子の宇野昌磨(トヨタ自動車)は181・21点だった。5本の4回転を組み込む、高難度なジャンプ構成に挑んだ。

 冒頭の4回転ループは転倒。続く4回転サルコーは2回転になった。それでも、演技後半の4回転フリップを成功すると、4回転トーループ-2回転トーループも着氷。演技後は何度も大きくうなずいた。

 「やれた部分もありました。ただ、まだまだやれないこともたくさんありました」と宇野。5本の4回転を組み込むことは「失敗すると、ドミノのように失敗の連鎖が続いてしまう」難しさがあるという。

 この日、悪い流れを断ち切って演技後半のジャンプを決められたことについては「このシーズンオフ、4回転トーループに重点を置いて練習してきたものが、試合でも生かせたのかな」と手応え。

 「自信のあるジャンプを増やして、どこで止めるか。失敗したときが重要になる」とし「高難度の構成でも崩れない、基盤となる自分を作っていけたら。安心して跳べるジャンプをこの高難度の構成でも見つけ、自信のあるものにしていくのが今後の課題」と話した。

 試合はチームブルーとレッドの2組に分かれて争われ、宇野のブルーは896・86点で勝利した。

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