白鵬が引退会見 横綱の宿命教わった大鵬の納谷さんに感謝「負けたら引退」胸に刻む
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大相撲の横綱白鵬(36)=宮城野=が1日、都内で現役引退会見を開いた。初土俵から21年半、横綱として約14年以上、土俵を務めた。横綱に昇進したばかりのころから、優勝32回の昭和の大横綱・大鵬の納谷幸喜さん(故人)から、助言や激励を受けてきていた。
会見でこの時のことを振り返り、「横綱に昇進したころは勢いもありましたし、うれしい気持ちもありましたけど、右も左も分からない時に、大鵬親方と出会ったことをこの場を借りて感謝いたします」と改めて感謝した。
教わったのは横綱としての在り方、そして横綱が背負う“宿命”だった。「大鵬親方に、横綱というものは宿命の中で頑張らないといけない。負けたら引退という言葉をかけられた時に、32回優勝した昭和の大横綱(からの)この言葉は重かったです。横綱として、3年、5年、8年、10年頑張りたいという気持ちになりました」と語った。