大鵬の孫 十両・王鵬は4場所ぶり負け越し「早いうちに経験できた」も「悔しい」
3枚
「大相撲秋場所・千秋楽」(26日、両国国技館)
“昭和の大横綱”大鵬(故人)の孫・十両王鵬(21)=大嶽=が大翔鵬(追手風)にはたき込まれ、7勝8敗で4場所ぶり負け越しとなった。
立ち合いから攻め込まれ、回り込んで勝機を探ったが、果たせず、最後は前に落ちた。「起こされてしまって。前に攻められて良かったけど。悔しい」と、唇をかんだ。
7勝7敗で最後に勝ち越しのかかる一番を経験できたことは収穫。「早いうちに経験できた。これから何回もあると思うので。でも悔しい」と語った。
初日から「調子はいい」と体の動きは良かった。その中で星が付いてこなかった。「こんなもんなのかな。決め所で決められない。土俵際の勝負所が甘い。連勝ももっとできるはず。もっと持続しないといけない。押し相撲を磨いていく」と、悔しさをバネに、さらに成長を誓った。