虎党力士の朝阪神が3場所ぶり勝ち越し タイガースも「全力で応援します」

 白星を挙げた朝阪神(撮影・園田高夫)
押し出しで琴大河(左)を破った朝阪神=両国国技館(撮影・園田高夫)
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 「大相撲秋場所・13日目」(24日、両国国技館)

 大好きな阪神タイガースをしこ名にする序二段の朝阪神(21)=高砂=が琴大河を押し出して4勝目(3敗)を挙げ、3場所ぶり勝ち越しを決めた。立ち合いから圧倒し、課題の詰めも、しっかりと相手を見て仕留めた。

 下がりが腹部に入っており、東関親方(元小結高見盛)から注意。「こんなのは初めてだった。全然気付かなかった。何を言われているのか最初は分からなかった」と思わぬ失態。ただ「いい感じに緊張がほぐれたのかな」と冷静になれた。

 夏場所、初めて三段目に昇進したが3勝4敗と勝ち越しならず、1場所で序二段に逆戻り。先場所も3勝止まり。「来場所、4番以上勝って三段目にまた上がりたい」と、意気込んだ。

 大阪府泉大津市出身で幼少期よりプロ野球・阪神の大ファン。18年春場所、朝塩本から改名した。阪神タイガースは首位をヤクルトに明け渡し、優勝争いもし烈。24日からは東京ドームで巨人3連戦が始まる。「勝ち越してもらいたい。あとはヤクルトが…。全力で応援します」と、秋場所を白星で締め、猛虎Vモードに入った。

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