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琴ノ若 大関初撃破 前日照ノ富士戦で手応え「緊張せず取れている」

 「大相撲秋場所・8日目」(19日、両国国技館)

 “親子3代幕内”のサラブレッド、西前頭3枚目の琴ノ若が大関正代を逆転の上手投げで撃破し、大関戦初勝利を挙げた。23歳ホープが初の上位総当たり戦ではつらつ3勝目(5敗)。祖父・元横綱琴桜を目指し、成長一途だ。正代は痛恨の3敗目を喫した。

 これぞ相撲一家のDNAだ。琴ノ若が正代の圧力を受けながら上手で振って右に回り込む。最後は両足を大きく開いて体を残し、土俵外へ投げ捨てた。

 天性の柔軟性とセンスが光る。初挑戦の正代を逆転撃破し、大関戦初星。インタビュー室で「土俵際、しっかり相手が見えて勝ったと思って気合が入った。小細工しても通じない。向かっていった」と声を弾ませた。

 初の上位総当たり戦。前日は初の結びで新横綱照ノ富士を突き放し、もろ差しになる見せ場も作った。師匠で父の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)から「横綱にあれだけの相撲が取れる」と言われ、自信をつかんだ。照ノ富士にも「いいものを持っている」と素材に太鼓判を押された。

 父譲りの右四つながら、“猛牛”と呼ばれた祖父、元横綱琴桜の映像も見て押しにも磨きをかける。2日目は馬力自慢の大栄翔を突き押しではね返した。

 「一つにこだわらず四つになるための押しだったり、逆四つでも取れるように」と三代目は祖父と父の“ハイブリッド”を目指す。

 「緊張せず楽しく取れている」と成長一途の3勝目。祖父とは生前、大関に上がれば琴桜襲名を約束した。丑(うし)年、猛牛の孫が新時代のスターへ、モ~突進だ。

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