競泳・成田真由美 6位「泳ぎ切って幸せ」

 「東京パラリンピック・競泳」(30日、東京アクアティクスセンター)

 女子50メートル背泳ぎ(運動機能障害S5)で51歳の成田真由美(横浜サクラ)は6位だった。

 充実感いっぱいの表情で、成田が自国開催の大舞台最終レースを終えた。唯一決勝に進出した同種目で6位。「タイムを見て予選(の8位)よりも上げられて、“おっ、6位だ”と思って。今は泳ぎきって幸せな気持ちです」と笑顔で語った。

 13歳で脊髄炎による下半身まひで、車いす生活に。元々はかなづちだったが、23歳の時に知人に誘われて水泳を始めた。すると1996年アトランタ大会から3大会で通算15個の金メダルを獲得し「水の女王」と呼ばれるまで実力を伸ばした。一度は引退したが、東京大会に出場するために復帰。「自分が考えていた以上の競泳人生を送ることができたので、すごく幸せでした」と目を潤ませながら振り返った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス