パラ競泳 鈴木孝幸が銀メダル「とったことのない色だったのでうれしい」今大会4個目

 競泳男子200メートル自由形(運動機能障害S4)で銀メダルを獲得した鈴木孝幸(撮影・伊藤笙子)
 競泳男子200メートル自由形(運動機能障害S4)決勝で力泳する鈴木孝幸(撮影・伊藤笙子)
 競泳男子200メートル自由形(運動機能障害S4)で銀メダルを獲得した鈴木孝幸(撮影・伊藤笙子)
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 「東京パラリンピック・競泳」(30日、東京アクアティクスセンター)

 5大会連続出場の鈴木孝幸(34)=ゴールドウイン=が、競泳男子200メートル自由形(運動機能障害S4)で2分55秒15の2位で銀メダルを獲得した。今大会4度目の表彰台に「とったことのない色のメダルだったので嬉しい。ベストではないので悔いが残る部分があるけど、メダルがとれたことの方が大きい」と喜びを語った。

 前半を2番手で折り返すと、後半もスピードを維持して順位を落とすことなくフィニッシュ。今大会は100メートル自由形で金メダル、50メートル平泳ぎと150メートル個人メドレーで銅メダルを獲得しており、3色全てのメダルがそろったことに「狙ってとれるものじゃないので、全部そろったのはたまたま。この幸運をありがたく頂戴したいと思います」と笑顔を見せた。

 04年アテネ大会から5大会連続で出場しており、これで通算9個目のメダル。16年リオ大会は0個だったが、今大会はすでに4個のメダルを獲得と、努力は確実に実を結んでいる。

 エントリーしている5種目全てのメダル獲得に大手をかけた。鈴木の最終種目は9月2日の50メートル自由形。「常に良い色を目指しているので、金メダルを目指したい」と意気込みを語った。

 鈴木孝幸(すずき・たかゆき)1987年1月23日生まれ、静岡県浜松氏出身。右腕の肘から先と両足がない先天性四肢欠損。家族のすすめで6歳から水泳を始めた。パラリンピックは04年アテネ大会から5大会連続で出場。13年からは英・ノーサンブリア大を拠点に活動している。

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