パラ学校観戦 引率教員の感染 武藤事務総長「大会との因果関係ない。観戦前に発熱」

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長と、国際パラリンピック委員会(IPC)のアンドリュー・パーソンズ会長らが30日、メーンプレスセンター(MPC)で中間会見を行った。

 原則無観客ながら、実施されている児童や生徒に観戦機会を提供する「学校連携観戦プログラム」において、千葉県で25日に行われた幕張メッセでのパラ観戦で引率した男性教員2人の新型コロナウイルス感染が判明したことについて、武藤事務総長は「報告を受けている。大会との因果関係はない」と感染と大会との因果関係を否定し「観戦実施以前に発熱の症状があったと聞いている」と、説明した。

 ただ、「我々としては安全優先の観点からこの問題について注意喚起をしていく」と話し、症状のあった教員が引率し現地に行ったという点については「感染された教諭が引率されてきたということには大変大きな課題があると認識している。なぜそれが事前に分からなかったのかは大いに反省すべき点があるだろうと思う」と、反省を口にした。

 学校観戦は1都3県で4万4000人が予定している。29日までに8000人が観戦した。武藤事務総長は「多くの気付きや行動変化のきっかけを得ていただきたい」と、話した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス