競泳・鈴木孝幸 銅、3個目メダル 残り2種目も狙う「いい色のメダルを」

 「東京パラリンピック・競泳」(28日、東京アクアティクスセンター)

 決勝が行われ、男子の150メートル個人メドレー(運動機能障害SM4)で鈴木孝幸(34)=ゴールドウイン、写真=が2分40秒53で3位となり、銅メダルを獲得した。今大会三つ目のメダルとなった。

 鈴木が男子150メートル個人メドレー(運動機能障害SM4)で3位に入り、50メートル平泳ぎ(運動機能障害SB3)、100メートル自由形(運動機能障害S4)に続き、自身最多となる大会三つ目のメダルを獲得した。

 5大会連続出場を誇るベテラン。これまでの1大会最多メダル獲得数は08年北京大会の二つだった。前回の16年リオデジャネイロ大会はメダル0個と結果が残せなかったが、本格的に筋力トレーニングを開始。特に体幹を強化したことが功を奏した。

 右腕の肘から先と両足がない鈴木は、工夫を凝らして進化を続けてきた。34歳のベテランで迎えた今大会は5種目中3種目を終え、全てでメダルを獲得。これまでの努力が形として表れている。

 複数メダル獲得を目標に今大会に臨んだが、気づけば全種目での表彰台も見えてきた。「危機感を持ってよりいい色のメダルを目指せるように頑張っていきたい」と謙虚に自身の泳ぎを貫いていく。

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