丹羽孝希、9年ぶりに「待ち受け画面」変更“悔しさ”のロンドンから“喜び”の東京へ

東京五輪団体銅メダルを報告し、所属から報償金300万円を贈られた丹羽孝希
団体銅メダルを報告した丹羽孝希
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 東京五輪卓球男子団体銅メダリストの丹羽孝希(26)=スヴェンソン=が25日、都内で所属へのメダル報告会を行った。大会を終えた心境として色紙に「安堵(あんど)」と直筆で記し、「コロナ禍で大会を開催していただけた“安堵”と、団体戦の3位決定戦のプレッシャーがあって、勝つか負けるかで全然違ったが、メダルを獲ることができてホッとしたという“安堵”がある」と胸をなで下ろした。

 また、今回の銅メダルを機に、携帯電話の待ち受け画面を9年ぶりに変えたという。これまではメダルを逃した12年ロンドン五輪の卓球台の画像だったが、大会後に東京五輪の卓球台の画像にチェンジ。ロンドン大会では初のメダルを獲得した女子の注目度も増す中で“格差”も経験。リオ大会は男子団体で銀メダルを獲得したものの、自身はあまり勝てず悔しさの方が強かった。

 悔しさを忘れない意味でも9年前の卓球台を待ち受けに設定していたが、今大会は自身の活躍で銅メダルを獲得し、自分の中の五輪の負のイメージを一掃した。「五輪に悔しい思いは(もう)ないので。東京五輪という一生に一度、地元で五輪をする機会。その舞台に立てた喜びと、(メダルの)いい思いがあるので、9年ぶりに(待ち受け画面を)変えることができました」と声を弾ませた。

 また、6月に誕生した長女とは大会期間中は会うことができず、ビデオ通話で連絡をすることしかできなかったが、大会後はゆっくりと一緒に過ごしているという。「一日一日顔が変わっていくので、会えない寂しさがあったが、終われば会えると思って頑張っていた。(メダルとともに)娘と一緒に写真を撮った」とリラックスした様子をのぞかせた。

 3年後のパリ五輪については明言を避けつつ、11月の世界選手権(米ヒューストン)については「メダルを目指したい」と意欲を燃やした。

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