パラ競泳 14歳山田美幸 日本史上最年少メダルへ予選3位「緊張したけど楽しめた」
「東京パラリンピック・競泳」(25日、東京アクアティクスセンター)
女子100メートル背泳ぎ(運動機能障害S2)予選が行われ、日本記録保持者で14歳の山田美幸(WS新潟)が2分34秒35の全体3位で午後の決勝に駒を進めた。
中学3年生の山田が会心の泳ぎを見せた。スタートから先頭に出ると、一度もトップを譲ることなくゴール。大舞台初レースを終え、「プールが気持ち良くて、とても緊張したけど楽しめた」と振り返った。
日本史上最年少メダル獲得に期待がかかる若きスイマーだ。決勝に向けて「楽しく気持ち良く泳ぐこともそうだけど、今よりもっと良いタイムが出るように頑張りたい」と、あくまでも自然体で挑む。
夏季パラリンピックで日本の最年少メダリストは、1984年ニューヨーク大会の陸上男子で銅メダルを獲得した嶋津良範で16歳。最年少金メダリストは1988年ソウル大会陸上男子の竹村克明と2012年ロンドン大会ゴールボール女子の若杉遥で、ともに17歳だった(生年月日不詳で、どちらが最年少かは不明)。