国枝主将「無限の可能性感じて」 開幕まで1週間!パラリンピアンも活躍誓った

 24日開幕の東京パラリンピック日本代表選手団の結団式が17日、都内で行われた。今大会の日本代表は前回1964年東京大会の53人を大幅に上回り史上最多となる255人。主将を務める車いすテニス男子で4大会連続メダリストの国枝慎吾(37)=ユニクロ=は8日に閉幕した東京五輪に続いて多くの人々に感動を届けるべく、「勇気と覚悟を持って全力で戦い抜くことを誓います」と決意表明した。新型コロナウイルス感染症対策のため、登壇者以外はオンラインで参加した。

 多くの感動を呼んだ東京五輪から東京パラリンピックへとバトンが渡された。開幕まであと1週間。決意表明した主将の国枝は、「障害のあるなしにかかわらず、日本のたくさんの子どもたちにパラスポーツを見てもらい、人間の無限の可能性を感じてもらえることを願っています」と思いを込めた。

 東京五輪は一部を除いて無観客で開催されるなど、困難な状況を乗り越えて閉幕。パラリンピックも16日に全会場で原則無観客となることが決定した。コロナ禍でのテニスツアーで、有観客も無観客も経験している国枝は「やっぱり有観客の方が、という気持ちはある」としながらも、「この状況では致し方ない。その状況を受け入れて選手は100%の力をこの舞台で出すのみ」と全てを受け止めて2大会ぶりの金メダル獲得を目指す。

 自治体や学校単位でチケットを購入し、児童や生徒に観戦機会を提供する「学校連携観戦プログラム」は希望者のみで実施される。「安全に観戦できる状況を作ってもらえるのであればぜひ見に来てもらいたい。パラリンピックアスリートのすごさも感じてもらって、夢を感じてもらいたい」と思いを語る。

 異例の形で開催される大会に、国枝は「24日に開会式を迎えられる、それだけですごく奇跡的なことというか、そのことに感謝しなければいけない」。感謝の思いを胸に、パラアスリートたちの夢の舞台が幕を開ける。

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