高砂部屋でクラスター 朝乃山、高砂親方ら計7人 ワクチン1回目接種も「感染する」

 日本相撲協会は27日、高砂部屋で大関朝乃山(27)、師匠の高砂親方(39)=元関脇朝赤龍=と、幕下以下5人が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。26日に幕下以下1人が発熱など症状を訴え、PCR検査を受検し、陽性と分かった。

 この日、同部屋所属員がPCR検査を受け、ほか6人の感染を確認。計7人のクラスター発生となった。今後は保健所の指示に基づき、濃厚接触者の調査、感染者の入院、療養などの対応を行う。

 力士、親方は6月に1回目のワクチン接種を終えたが、集団生活を送る相撲部屋では感染が広がる可能性は依然、高い。角界ではこれまで玉ノ井、九重、荒汐部屋などで集団感染が起きている。

 高砂部屋は力士26人を抱える大所帯で、さらに感染拡大の不安もある。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「どこでもらったのかは分からない。ワクチンを受けても感染する」と危機感を強めた。

 朝乃山は夏場所前、協会ガイドライン違反のキャバクラ通いが判明。6場所連続出場停止の厳罰が下された。復帰は来年7月場所で三段目まで降下が確実。処分明けまで長い道のりの中、さらなる逆境となった。

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