貴源治が大麻使用 相撲協会が発表 宿舎近くの道路で大麻タバコ吸引認める
日本相撲協会は20日、十両貴源治(24、常盤山)=本名・上山賢が大麻を使用したことが判明したと発表した。
協会発表によれば名古屋場所(18日千秋楽)中の17日、協会に情報が入ったという。師匠の常盤山親方(元小結隆三杉)、協会職員らを調査し、「うわさ話」として、疑いが浮上した。
千秋楽の取組後、貴源治本人と師匠を呼び、コンプライアンス部長の尾車親方(元大関琴風)が面談。本人は「大麻成分が含まれているCBDオイルという痛み止めを使用している」、「あがり症を抑えるために食べているグミにも大麻成分が入っていると聞いた」などと説明した。
19日にコンプライアンス委員会作業班弁護士が立ち合い、クリニックで薬物検査(尿検査)を実施したところ、大麻陽性の判定だった。
検査結果を受け、貴源治を聞き取り。本人が名古屋場所中に宿舎近くの道路で歩きながら大麻タバコ1本を吸ったと認めた。
協会は内部規定に従って警察に通報。警視庁において捜査が開始され、現在捜査中という。本人は警視庁で事情聴取後、帰宅を許され、師匠の指示で謹慎している。
八角理事長(元横綱北勝海)はコンプライアンス委員会(青沼隆之委員長=元名古屋高検検事)に事実関係の調査と処分意見の答申を委嘱した。協会は警察の捜査に協力しつつ、貴源治に対する調査、及び、処分の検討を実施する。