宇良、悔しい反則負け 反り技から出し投げも、まげに手が掛かる

宇良(左)は魁聖のまげをつかみ反則負け(撮影・山口登)
宇良(左)は魁聖を攻めるも、まげをつかみ反則負け(撮影・山口登)
宇良(左)は魁聖のまげをつかみ反則負けとなる(撮影・山口登)
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 「大相撲名古屋場所・13日目」(16日、ドルフィンズアリーナ)

 21場所ぶり幕内に返り咲いた人気業師の宇良(29)=木瀬=が190キロ巨漢魁聖(友綱)を連続技で転がしたが、反則負けで5敗目(8勝)を喫した。

 立ち合い、相手の足をとり、さらに腕をたぐって懐に飛び込み、もろ差し。上手を取られ組まれたが、相手の脇をすり抜け何と反り技。これは不発ながら、くるり一回転し、相手を右から出し投げで崩した。

 業師の本領に観客も沸いたが、物言い。高田川審判長(元関脇安芸乃島)が「宇良がまげを引っ張っており、反則負けで魁聖の勝ちとします」とアナウンス。投げる際に宇良の左手が魁聖のまげにかかっており、軍配が覆って、9勝目はならなかった。

 宇良は2度の右膝手術で一時は序二段まで降下。長いリハビリを乗り越え昨年11月場所で十両に復帰。先場所、初の十両優勝を果たして、約3年半ぶり幕内復帰を決めた。前日、4年ぶり幕内での勝ち越しを果たした。

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