東京パラリンピックの自転車女子ロード種目でメダル獲得が期待される50歳の杉浦佳子(楽天ソシオビジネス)が11日、パラ本番前では最後の実戦となる実業団のレースに出場し、調子を確かめた。健常者の実力者たちと競い合い、11位で完走。「力を出し切れた。(出力などの)数値も納得できるものを出せた」と手応えを口にした。
障害者の大会は元々少ないが、コロナ禍でロードレースを走る機会が激減した。
この日の狙いはレース中の駆け引きや、アタックへの対応を肌で感じること。「自分より速い選手に合わせて走ることができた」と納得顔だった。