IOCバッハ会長来日も空港では姿みせず “VIP待遇”で都内のホテルへ

 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が8日、開幕を15日後に控える東京五輪に向けて羽田空港着の航空機で来日した。明日以降3日間の隔離期間に入り、その後11日間の行動制限が課せられる。この日、行われる5者協議にはオンラインで参加する。

 バッハ会長は到着ロビーには姿をみせず、要人用の導線で都内のホテルに向かったとみられる。各国選手団や、先月15日に来日したコーツ調整委員長らは一般観客と同様、到着ロビーを通ったが、さすがの“VIP待遇”となった。

 政府は東京都に対して発令されている新型コロナウイルスに対するまん延防止等重点措置について、今日にも緊急事態宣言への切り替えを決定する。都では7日に新規感染者数が920人を記録。感染拡大に歯止めが掛からず、4度目の緊急事態宣言に踏み切ることになった。期間は8月22日までの約6週間とされており、23日に開幕を迎える東京五輪期間も含まれる。

 緊急事態宣言の決定を受けて、政府、都、組織委、IOC、IPCによる5者協議が8日にも開催され、観客について協議する予定。都民の生活に大きな制限が掛かる宣言下での五輪開催が確実となっており、「収容人員の50%、1万人まで」で決定していた観客上限については、無観客が避けられない状況となっている。

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