平野歩夢スケボー五輪代表入り スノーボードとの“夏冬二刀流”も「まだまだ未熟」
国内統括団体のワールドスケートジャパンは1日、オンラインで記者会見を行い、スケートボードの東京五輪代表10人を発表した。パーク男子はスノーボードの冬季五輪2大会連続銀メダリストの平野歩夢(TOKIOインカラミ)が代表入り。日本男子の五輪メダリストで夏冬両五輪に出場するのは初の快挙となった。
会見に臨んだ平野はまずは「無事に代表入りできてうれしく思います」と喜んだ。「自分はスケートボードがまだまだ未熟。練習量も、滑ってきた期間もかなり少ない」と話しつつ、「両方挑戦してる姿や、『スケートボードをやってみたい』と思ってる人たちに、自分の影響力が伝わることが目標」と誓った。
スノーボードとの“二刀流”を始めて2年あまり。夏の大舞台へ、「自分にとって全てが挑戦になってくる」と力も入る。「日本代表選手として選ばれたからには、今できる技術の中で上を目指せれば」と、冬季五輪に続く高い位置を見据えた。
パーク女子は12歳の開心那(ここな、hot bowl skate park)が夏季大会日本史上最年少となる12歳10カ月での五輪出場が決定。四十住さくら(ベンヌ)、岡本碧優(MKグループ)とともに代表に入った。ストリート男子は堀米雄斗(XFLAG)、ストリート女子は西村碧莉(木下グループ)らが代表に決まった。
五輪代表選手は以下の通り。
〈ストリート男子〉 堀米雄斗(XFLAG)
白井空良(ムラサキスポーツ)
青木勇貴斗(ボードライダーズジャパン)
〈ストリート女子〉
西村碧莉(木下グループ)
西矢椛(ムラサキスポーツ)
中山楓奈(ムラサキスポーツ)
〈パーク男子〉
平野歩夢(TOKIOインカラミ)
〈パーク女子〉
岡本碧優(MKグループ)
四十住さくら(ベンヌ)
開心那(hot bowl skate park)