東京五輪・パラリンピック組織委員会は30日、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が来日後の7月16日に広島市を訪問する方向で調整していると発表した。コーツ調整委員長が同じ日に長崎市を訪問する計画も調整中とした。
7月16日は国連で採択された「五輪休戦決議」の期間が始まる日で、IOC幹部がそろって被爆地に足を運び、スポーツを通じた平和の取り組みを訴えるとみられる。
組織委によると、バッハ氏は新型コロナウイルスのワクチンを接種した上で7月8日に来日する予定。3日間はホテルで待機し、その後、同23日の五輪開幕まで選手村などを訪問する見通し。