母は強し!寺田明日香が11年ぶり優勝 愛娘の前で力走、五輪代表入りへ大きなV

 女子100メートル障害を制し、記念写真に納まる寺田明日香(撮影・高部洋祐)
 寺田明日香
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 「陸上・日本選手権」(26日、ヤンマースタジアム長居)

 東京五輪代表選考会を兼ねて行われ、女子100メートル障害決勝は日本記録保持者の寺田明日香(31)=ジャパンクリエイト=が13秒09で11年ぶり4度目の優勝。五輪参加標準記録を突破しなかったため代表内定はお預けとなった。

 11年ぶりの日本の頂から見る景色は、すべてが変わっていた。一度競技を辞め、母となり、ラグビーに挑戦して戻ってきた寺田。目標にしてきた参加標準記録12秒84こそ届かなかったが、五輪を手繰り寄せる大きな優勝。「五輪に関しては、世界ランキングの発表待ち。でもこの優勝で少し上げられると思う。たぶん大丈夫だと思っています」と力強くうなずいた。

 6月、今大会と同じ長居で開催された木南記念で12秒87をマーク。参加標準に0秒03まで迫ったが、連戦の影響もあり、その後は調整に苦労した。「なかなか走りがぼんやりして」。それでも遠足を経て、この日、応援に来てくれた長女・果緒ちゃんのために力を振り絞った。

 今大会までの寺田の世界ランクは日本人1番手の34位で出場圏内。7月1日に世界陸連が発表するランキングで、五輪切符は最終確定する。「本当にみんなの支えがあったから。自分1人で走っているわけではないし、自分におごらなくなった。私だけのせいじゃない、みんなのせいでもある。でも、出した記録はみんなの記録。そういうふうに思えるようになったのが成長したところ」と、胸を張る“ママさんハードラー”。吉報はきっと届くと信じている。

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