サニブラウン、足つりヒヤヒヤ準決勝突破「運良かった」決勝は「Vかっさらう」
「陸上・日本選手権」(24日、ヤンマースタジアム長居)
男子100メートル準決勝が行われ、前日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(22)=タンブルウィードTC=は、10秒30で1組3位だったが、タイム上位2人に滑り込み、25日の決勝進出を決めた。
「10、20メートルまでは良かったけど、足がつってしまって、惰性になってしまった」と苦笑い。ヒヤヒヤの形で決勝進出。「運よかったですね。悪いのか良いのか。でも、通ったからにはしっかり準備して、誰も注目してないと思うので、そのまま優勝かっさらってやろうかなと思う」と不敵に笑った。
サニブラウンは19年世界選手権以降は怪我などもあり、実戦から遠ざかったが、5月末に拠点を置く米国で1年8カ月ぶりのレースに出場し、10秒25を記録。6月上旬に帰国し、日本選手権に向けて調整してきた。すでに五輪参加標準記録は突破しており、表彰台に入れば、初の五輪代表に内定する。17、19年日本選手権2冠の爆発力は戻るのか。注目が集まる。