野村忠宏氏、ウガンダ選手団で2人目陽性者 水際対策「ザルと言われても仕方ない」

 五輪3大会金メダリストの柔道家の野村忠宏氏が24日、TBS系「ひるおび!」で、ウガンダ選手団に2人目の感染者が出たことに「現時点ではザルと言われても仕方がない」と水際対策の甘さを指摘した。

 番組ではウガンダ選手団に2人目の感染者がでたことを取り上げた。ウガンダ選手団はワクチンも打ち、72時間以内の陰性証明書も提出。それでも成田で1人の感染が確認された。だが残りの選手はそのままバスで大阪・泉佐野へ。結果、23日にもう1人の陽性が確認された。

 これに野村氏はウガンダ選手団も「ルールに則ってPCR検査を受け、陰性証明、ワクチンも打って、そういう中で日本に入って1人陽性。そのときに一緒に行動した8人が濃厚接触者として認定されずにバスで…。その辺は甘いなって感じる」と、8人が移動してしまったことに疑問を呈した。

 今後、五輪が近づけばもっと多くの選手、関係者が世界各国から入国してくることから「こういうケースは五輪直前にはもっと増える」とも指摘し「空港での検疫とか、現時点でザルと言われても仕方がない」とも語った。

 専門家の北村義浩氏は、空港での14日間の隔離がベストと訴えるも、スポーツ文化評論家の玉木正之氏はスポーツ選手の14日間の隔離は厳しいとの見方も示した。

 意見を求められた野村氏は「2週間の隔離が理論上はベストと分かるんですが、日本に来て2週間全く別の場所で(隔離されて)、最後にしっかり調整できる場所を提供しないといけない。そこまで出来るのなら2週間隔離もありでしょうが、それもなかなか難しい」と厳しい表情を浮かべ「何が正解なのか、正直アスリートとして恥ずかしながら提言できない」と困惑していた。

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