レスリング協会の公金不正流用問題 JOCが「勧告」 高田理事は退任、福田会長続投へ

 日本オリンピック委員会(JOC)は10日、都内で理事会を開き、日本レスリング協会が国などから代表コーチらに支払われる報酬の一部を寄付させて使途以外で使う不適切な会計処理があった問題で、補助金の自主返納などを求める「勧告」処分とすることを決めた。勧告はJOCの加盟団体規定で最も軽い処分となる。

 レスリング協会は2010年から3年ほどの間、当時の強化責任者が、助成を受けたコーチ16人から1400万円弱の寄付金を募り、記念品の購入や飲食代など本来の目的とは異なる使途に充てていた。告発を受けた日本協会は調査を経て、昨年12月にJOCに報告書を提出していた。

 また、日本レスリング協会は同日、理事会を開き、役員改選に伴う新たな理事候補を承認。不適切会計問題に関わった高田裕司理事は退任し、79歳の福田富昭会長は続投する見通しとなった。

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