貴景勝、1年4カ月ぶりの地方場所に「一歩進んだ気がしてうれしい」

 大相撲の大関貴景勝(24)=千賀ノ浦=が4日、都内の部屋で四股、スクワット。若い衆のぶつかり稽古に胸を出すなど汗を流した。

 先場所はV3こそ逃したが千秋楽、決定戦にまで持ち込む激戦を演じた。場所後の1週間は休養に専念。「多少は食べたいものは(食べた)。食べたいと思うけど場所が終わると疲れてしまって、食欲もなかなか戻ってこないので」と話した。

 体重もしっかりと管理しながら1日から稽古を再開。「場所ごとに(体重の)落ち方は違う。落ちやすい時とかあったりするけど、ご飯をちゃんと食べてやれば最小限に抑えられる。(体重を)戻そうと思えば、1、2日で戻る。少し落ちて体が軽かったりするけど、焦らずに今は次の場所にきちっと合わせていく感じ」と、名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)を見据えた。

 猛暑の名古屋は体調管理が大事。「夏はあまり好きではない。でも相撲は(会場の)中でやるし、土俵に上がれば関係ないので。名古屋場所はしっかり寝る時に気を付けながらやっていきたい」と、気を引き締めた。

 コロナ禍の中、1年4カ月ぶり地方場所は歓迎。「ずっと両国国技館だったし、地方でやれるのは一歩進んだ気がして少しうれしい気持ちはある」と語った。

 先場所の映像もチェック。優勝を逃した悔しさに関しては「そういう気持ちもあるはあるけど、こればかりは強くならないといけない。毎場所、次の場所のために強くならないといけないので。成績がどうであれ」と、前だけを向いた。

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