寺田明日香 2年間で4度の日本記録、進化続けるママさんハードラー

予選のレースを終え、スタンドの声援に応える寺田明日香=ヤンマースタジアム長居(撮影・高部洋祐)
予選のレースを終え、スタンドの声援に応える寺田明日香=ヤンマースタジアム長居(撮影・高部洋祐)
予選で力走する寺田明日香(手前)=ヤンマースタジアム長居(撮影・高部洋祐)
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 「陸上・木南道孝記念」(1日、ヤンマースタジアム長居)

 女子100メートル障害の予選で、日本記録保持者の寺田明日香(31)=ジャパンクリエイト=が12秒87(追い風0・6メートル)の日本記録を樹立した。4月29日の織田記念で出した自身の12秒96を更新した。決勝は12秒89(追い風0・3メートル)で優勝。東京五輪の参加標準記録12秒84には、惜しくも0秒03届かなかったが、織田記念から約1カ月で0秒09縮めた。

 寺田は陸上を一度引退後、7人制ラグビーに転向し、2019年に6年ぶり陸上に復帰。同年8月のナイトゲームズ・イン福井で金沢イボンヌ(2000年)がマークした日本記録に並ぶ13秒00で優勝した。19年9月に大台を破って12秒97に記録を更新。今年4月に12秒96に縮め、この日の12秒87に至った。

 陸上復帰から2年足らずで、タイ記録を含めて4度目の日本記録。一人娘の果緒ちゃん(6)を育てながら「ママさんハードラー」としても注目を集めている。

 レース後には「目指していた動きがだんだん染みついてきた」と寺田。記録更新の連続を「(陸上を)一度やめ、タイムという世界から離れたのが大きいと思う」とおおらかに楽しんでいる。

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