紀平梨花が兵庫で聖火リレー「五輪への気持ちを込めて走った」

 東京五輪聖火リレーが24日、丹波篠山市の篠山城跡三の丸広場で無観客で行われ、フィギュアスケート女子の紀平梨花(18)=トヨタ自動車、北京五輪陸上男子400メートルリレー銀メダルの朝原宣治さん(48)、元テニス選手の沢松奈生子さん(48)、タレントの武井壮(48)らが参加。1区間20メートルのリレー方式で聖火をつないだ。予定していたタレントの間寛平(71)は参加を見送った。

 雨の中、笑顔で走り切って沢松さんに炎を渡した紀平は「五輪をすごく感じられた。(聖火リレーの)開催は難しい状況だったと思うが、今この立場に立ててうれしい」と神妙に語った。金色のトーチを手に「思ったより重かった」と言い、「私は来年、初めての五輪を経験できるかもしれない。五輪は夢に見た大事なもの。短い距離だったけど、気持ちを込めて走ることができた」と、見据える来年の北京五輪へ向けて気持ちを高ぶらせた。

 現役選手とあって、会場では多くの聖火ランナーから激励の声をかけられ、その一人一人に笑顔で応えた。「改めて期待に応えたいと思った。応援を力に代えて頑張りたい」と勇気をもらった様子。コロナ禍で五輪開催の可否が問われる中、「コロナが完全に収束することを願って過ごしていきたい」と祈る思いを口にした。

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