萩野ら競泳日本代表が五輪への思い「議論して」「準備するだけ」「あることを信じて」

男子200メートル平泳ぎ予選を前に談笑する萩野公介(左)と佐藤翔馬(代表撮影)
男子200メートル平泳ぎ予選に臨んだ萩野公介(代表撮影)
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 「競泳・いきいき茨城ゆめカップ」(22日、山新スイミングアリーナ)

 大会2日目が行われ、日本代表選手が出場した。コロナ禍は収束のめどが立っておらず、五輪開催の是非が議論されている中、選手らは2カ月後に控える大舞台への思いを口にした。

 男子200メートル背泳ぎで、1分56秒34で大学生以上のカテゴリーの1位となった入江陵介(31)=イトマン東進=は、競泳日本代表選手団主将として、コーツ副会長が緊急事態宣言下でも東京五輪は開催できるとしていることについて問われた。「一選手としては、五輪代表として五輪に向けて強化していくことが自分たちの課題だと思う」と吐露。その上で「現状にも向き合わないといけないし、ニュースにも耳を傾けている。何が何でもやりたい気持ちは正直なくて。皆さんの意見を聞いて、どうしたらみんなが納得した形で行えるのか。中止という判断をしてほしい方も、やってほしい方もいると思うので、どちらの意見もしっかり議論してほしい」と述べた。

 リオ五輪400メートル個人メドレー金メダリストで、この日は200メートル平泳ぎに出場した萩野公介(26)=ブリヂストン=は「いろいろ僕もニュースを見ている。それぞれの選手で意見が出ていて、そうなんだなって聞いている。僕自身の気持ちとしては、開催されると思って準備をするだけ。日本代表として恥じない結果を残すために一生懸命トレーニングしている。準備をすることが最大の使命だと思うので」と複雑な心境を明かした。

 200メートル自由形日本記録保持者の松元克央(24)=セントラルスポーツ=は、開催可否が論じられている中で練習に向かう難しさについて「結構キツい時もある」と率直な思いをもらした。それでも「もし行われた時、あの時あんな気持ちで練習に臨んでいなければなって思うのが嫌なので。あることを信じて一回一回の練習に全力で臨む」と語り「言いづらいけど、僕はオリンピックに懸けてきたので、開催を望む側です」とした。

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