柔道・新井3位 苦杯も前向き「この時期に経験できたことはプラス」

 「柔道・グランドスラムカザン大会」(6日、カザン)

 女子70キロ級が行われ、東京五輪代表の新井千鶴(27)=三井住友海上=は準決勝で敗れた後、3位決定戦を制して表彰台に立った。試合から一夜明けた7日、現地からオンライン取材に応じ「負けはしたが、マイナスには捉えていない」と糧にすることを誓った。

 新井は五輪前最後の実戦で不安を残したが、「この時期に経験できたことはプラス」と前向きに振り返った。準決勝は延長でロシア選手の一本背負いを不用意に受けてしまい苦杯。3位決定戦もオランダ選手に技ありを先取されたが、直後に内股で一本を取り返した。「今回の負けをどう生かすか。五輪で最高の柔道をできるようにやっていくだけ」と糧にすることを誓った。

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