朝乃山、目指すは「13勝で優勝」柴田理恵、室井滋からの肉の差し入れパワーに

 「大相撲夏場所」(9日初日、両国国技館)

 大関朝乃山(27)=高砂=が6日、都内の部屋で基礎運動を行い、幕下相手に約20番取った。稽古後、電話取材に応じ、「手ごたえとかは、相手は幕下なので分からないですけど、稽古してきましたので本場所ももう少しですので、しっかり自信を持っていきたいです」と意気込んだ。

 緊急事態宣言が延長されれば、現在3日目までの無観客開催期間も延びる可能性がある。「自分たちは精いっぱい相撲取ることが大事だと思います」と力を込めた。

 同じ地元富山出身の芸能人、柴田理恵や室井滋から差し入れがあり力になる。毎場所のように牛肉、豚肉、鶏肉が届き「こういう時期ですので、お肉とかいただけたらうれしい」と感謝しきりだ。

 この時期、浴衣の生地などに使う反物をお世話になった方に贈るのが恒例で今年、朝乃山は地元名物、チューリップのデザインを選んだ。「地元のやつを何か入れようかなと思っていた。皆さんに喜んでいただけるように少しでも地元を入れたいと思い、チューリップにしました」と、地元愛をあふれさせた。

 大関として6場所目になる。休場を除けば8場所連続で2桁勝利を挙げており、数字上の責任は果たしている。「まだまだだと思うんですけど。気付けばもう大関になって1年たちますし。大関になって結果がまだ不甲斐(ふがい)ない。そこがまだ納得いかない結果になっています。大関の地位で出場して求められるのは優勝ですので」と、上だけを見据える。

 4大関の競い合いも注目。「最初の序盤が自分より下の番付に負けないことが大事。それを突破しても大関同士でやらないといけないので、そこも勝っていかないといけない」と気を引き締めた。

 2年前の夏場所で初優勝したが、「運もあった」と言う。大関での初優勝を今度こそ果たしたい。「今の地位になったら実力で優勝しなくちゃいけない。しっかり勝って優勝していきたいですね」と、誓った。

 大関昇進時、先代師匠(元大関朝潮、現錦島親方)から「13勝で優勝」とのノルマを課された。「まだ12番しか無いので、それ以上勝たないといけない」と、自己最多の勝ち星更新へも気合を入れた。

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