リレー2種目で五輪出場確実に 男子1600メートル&女子400メートル

 「陸上・世界リレー大会」(1日、ホジュフ)

 東京五輪出場枠を懸けた各種目の予選を行った。日本は男子1600メートルリレー(伊東利来也、佐藤拳太郎、樋口一馬、川端魁人)が3分3秒31の1組1着、女子400メートルリレー(青山華依、児玉芽生、斎藤愛美、鶴田玲美)は44秒17の1組2着で8チームによる決勝に進出。今大会の上位8カ国・地域に与えられる五輪枠獲得を確実にした。

 エースを脚のけがで欠きながらも、攻めの走りを貫いた。男子1600メートルリレーの日本は第1走者の伊東から先頭を譲らずにバトンをつなぎ、10大会連続の五輪出場を確実にした。流れをつくった昨秋の日本選手権400メートル覇者は「最低限の目標をまず達成できたことにほっとしている」と安堵(あんど)の声を漏らした。

 2019年秋の世界選手権では五輪切符に0秒09届かなかった。今大会は400メートルで日本歴代4位の記録を持つウォルシュ(富士通)が不在だったが、代わりに1走に入った伊東が役割を果たした。200メートルが本職の第3走者の樋口らも奮闘。2着に1秒33差をつけ、全体2番目の記録で決勝に進んだ。

 高速化が進むレースで後手に回らないため、日本は各選手が前半から突っ込む意識を徹底。オーダーも「前半型」で組んだ。タイムは物足りないものの、近年の低迷脱却の兆しはある。担当の山村コーチは「五輪に出ることが目標ではなく、メダルを取ることが目標」と言い切った。

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