大関正代、新型コロナ影響は「ストレスをためないように」合同稽古12勝1敗

 大相撲夏場所(5月9日初日、両国国技館)に向けた合同稽古2日目が20日、両国国技館内の相撲教習所で行われ、大関正代(29)=時津風=は関取衆を相手に13番取って12勝1敗と上々だった。

 前日は朝乃山(27)=高砂=と大関同士の対戦で3勝12敗と苦戦したが、格下相手に貫禄を示した。

 幕内阿武咲(阿武松)、小結御嶽海(出羽海)、幕内若隆景(荒汐)、明生(立浪)と実力者を次々に指名。立ち合い、圧力をかけ、一気に出る持ち味の速攻が光った。

 「全体的に前に出る相撲が目立ったんじゃないかなと思います。内容としてはもう少し自分の形になれたらなというのはあります。(昨日の)相手は大関だったので。それに比べると良かったんじゃないかなと思いますけどね」と振り返った。

 本場所でも当たる相手と手合わせしたのは収穫。「なるべく番数も取ろうと思ったんですけど、ちょっとスタミナ的に厳しいところがあったので、13番くらいですか。で、きょうはやめました。今まで(部屋で)は幕下の力士とやっていたので。やっぱりレベルが違うので、それなりに疲れも出ましたね。」と疲労もたまった様子。

 新型コロナウイルスの影響は1年以上たっても収まらず、東京ではまた緊急事態宣言の発令の可能性が出てきた。「極力、(外に)出ないようにはしているので。あんまり、特に生活が変わることはないかなと思うんですけど、変にストレスをためないようにできたらなと思います」と気を引き締めた。

 20代ラストイヤー。11月には30歳になる。最近は「30歳」のフレーズもよく口にする。「30って大台に乗った感覚。大卒なのであれですけど。30歳過ぎても元気よく取れたらいいなとは思っているので、ちょっと意識しちゃってるのはあります。(20代で)やり残したことがあったとしても、この状況(コロナ禍)ではですね、何もできないので。とりあえず、30歳越えても元気よく相撲が取れて、20代最後の年はいい年にしたいですね。なるべく若々しい相撲を続けられたらと思っています」と意気込んだ。

 合同稽古も残り2日。「ちょっと感覚もつかめたので、もうちょっと番数を取って、タイミングがあればまた大関と。大関同士でするのもいいのかなと思っています」と、朝乃山への“リベンジ”を視野に入れた。

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