19歳橋本大輝が大逆転V 予選7位から金メダル級スコアで五輪前進「日本のエースに」

鉄棒の演技をする橋本大輝(代表撮影)
 ゆかを終えてガッツポーズをする橋本大輝(撮影・堀内翔)
優勝し、メダルを手に笑顔の橋本大輝(代表撮影)
3枚

 「体操・全日本選手権」(18日、高崎アリーナ)

 東京五輪代表選考会を兼ねた男子決勝が行われ、予選7位だった19歳の橋本大輝(19)=順大=が、怒とうの追い上げをみせ、予選との合計で173・365点で初優勝を飾った。予選トップで史上最年少優勝の可能性があった北園丈琉(18)=徳洲会=は鉄棒の離れ技で落下した際に負傷。170・197点で6位となった。

 橋本は最初の種目だった予選で2回落下したあん馬をなんとか通しきると一気に逆襲モードに。跳馬、平行棒、鉄棒で高得点の15点台を叩き出し、上位を猛追すると、最後の床でも15点にのせて、大まくりを決めた。決勝の得点88・532点は、19年世界選手権で金メダリスト、ニキータ・ナゴルニー(ロシア)が出した88・772点に迫るハイスコアだった。

 「7位通過だったので、NHK杯につなげて、五輪の代表をつかみとれるように全種目ミスなく演技しようと思っていた。笑顔で終われてよかった」と、胸を張った橋本。個人総合2枠が決まる5月のNHK杯へ「安定した演技で優勝して、日本のエースと呼ばれるようになりたい」と、誓った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス