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体操・平岩優奈3位 苦難乗り越え7年ぶり全日本表彰台 初の五輪出場圏内

 「体操・全日本選手権」(17日、高崎アリーナ)

 東京五輪代表選考会を兼ねて女子決勝が行われ、14年世界選手権代表の平岩優奈(22)=戸田スポーツク=が予選との合計得点で108・631点をマークして3位に入り、東京五輪出場圏内に付けた。予選トップの村上茉愛(日体ク)が112・564点で2年連続5度目の優勝を飾った。畠田瞳(セントラルスポーツ)は2位だった。東京五輪団体代表の4枠のうち、今大会と5月のNHK杯(長野市ビッグハット)の合計得点の上位3人が自動的に決まる。

 7年ぶりの全日本の表彰台には、大人びた“ピンクヘア”で乗った。22歳の平岩は、安定の演技で3位に入り、初の五輪出場圏内に付けた。「今日できる演技を一つずつこなせたので良かった」と、場内インタビューではにかんだ。

 数々の苦難を乗り越えてつかんだチャンスだった。14年の全日本選手権は3位で、同年の中国・南寧での世界選手権代表に選出された。引退した田中理恵さんが「今、日本で一番きれいな体操をする」と絶賛するほどだったが、大会前に現地練習で右手骨折し、出場機会を逃してしまった。

 その後の成績は低迷した。18年の全日本選手権では55位で予選落ちし、「体操は好きだけど練習が怖かった」と、浮上できない日々が続いた。

 転機は2年前だった。武庫川女大から戸田スポーツクラブへ移籍。96年アトランタ五輪代表の豊島リサコーチに指導を仰ぐと、昨年12月の全日本選手権では6位と奮闘した。「恐怖心もなくなってきて。好きな体操ができるのがうれしくて。五輪に出たいなと思いました」。大会直前には「いいなと思って、すぐ染めた」とピンクヘアで気合も注入した。

 豊島コーチが「美しくしなやかなのが彼女の良いところ」と評価するように、出来栄えを示すEスコアでは村上超えの得点で2位。新型コロナ禍による緊急事態宣言で、大会直前に体育館が使えなくなってもしっかりと結果を示した。五輪代表が決まるNHK杯では「スコアを上げたい」と慢心はない。初の五輪へ、あどけなさを残したキュートな笑顔が魅力の22歳が駆け上がる。

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