羽生結弦「皆さんの鼓動や呼吸、祈りを感じながら滑ることができ満足」【一問一答】
「フィギュアスケート・世界国別対抗戦」(16日、丸善インテックアリーナ大阪)
2大会ぶりの優勝を目指す日本は、男子フリーで五輪2連覇の羽生結弦(26)=ANA=が193・76点で2位に入った。平昌五輪銀メダルの宇野昌磨(23)=トヨタ自動車=は164・96点で6位。世界選手権3連覇のネーサン・チェン(米国)は203・24点で1位だった。日本は総合3位につけた。
◇ ◇
-演技を終えて。
「悔しい気持ちはもちろんある。世界選手権を終えて2週間、正直普通の生活ではなかったし、食事も普通のようには取れなかったけど、そんな中でもよくやったと言ってあげたい内容だった」
-今季最後の滑り。
「今季初めに滑った(完璧に演じた2020年末の全日本選手権)ようなフリーがしたかったという気持ちは強くある。ただストレスもあったり、かなり疲れもあったり、おなかも壊したり、いろんなことがあった中で、不運なミスだったと思うけど、最後までこのプログラムに寄り添い、感じながら、また皆さんの鼓動や呼吸、祈りを感じながら滑ることができたので、ある意味満足している」
-世界選手権ではぜんそくの発作が起きた。今大会で影響は。
「何も影響はないし、このプログラムに自信を持っていたので、大丈夫だった」
-また穴にはまらないためには。
「他のところで跳べって話なんですけど…。自分がそれほどまでに精密にできることが、多分自分の強みだと思う。それがGOE5まで届くきれいなジャンプにつながると思っているので。しっかりと自分の強みを磨いていきたい」