正代 故郷熊本への思い語る かど番脱出で帰郷目指す

 器具を使い上半身を鍛える正代(代表撮影)
稽古中、若い衆と話す正代(左)(代表撮影)
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 大相撲夏場所(5月9日初日、両国国技館)で2度目のかど番となる大関正代(29)=時津風=が13日、都内の部屋で基礎運動、筋力トレーニングなどで調整した。16年4月14、16日に故郷を襲った熊本地震から5年。結果を残して夏場所後に帰郷することを誓った。

 5年前、震災発生時には巡業先の群馬にいた。「とりあえず家族は無事で良かったんですが、家を失った」と、言う。全壊ではなかったものの、家に大きなひびが入り雨漏りや倒壊の不安で新築した。家族は7、8カ月は仮住まいだった。

 新型コロナウイルスの影響で故郷には初優勝&大関昇進を決めた昨年秋場所後に帰っただけ。先場所後に帰る予定だったが負け越したたため、断念した。「負け越したのでいいかなって。チケットを取るのをやめました。どうしようかなと考えて、帰るの止めようと。まあ実家にもおばあちゃんがいるし、変に僕が(ウイルスを)持って帰るのも悪いなと。もうちょっと落ち着いたりしたら、来場所あたりはさすがに帰るのかなとは思う。結果がどうであれ。帰りはする」とキッパリ。最低、かど番脱出のノルマをクリアし故郷でリラックスしたいところだ。

 また、大関貴景勝(24)=常盤山=は都内の部屋ですり足、テッポウなど基礎運動を中心に調整した。立ち合いの踏み込みなども確認し、入念に汗を流した。「基礎がメイン。まぁ、頑張っていきたい」と淡々。19日からの合同稽古参加に関しては「体調次第ですね。頑張って稽古をするだけ」と話した。

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