池江璃花子4冠、出場全種目制覇で「褒めてあげたい」50M自由形の派遣突破はならず
「競泳・日本選手権」(10日、東京アクアティクスセンター)
東京五輪代表選考会を兼ねた大会で、五輪種目の女子50メートル自由形決勝が行われ、池江璃花子(20)=ルネサンス=は24秒84で優勝した。この優勝で、今大会エントリーした4種目を全て勝つ4冠を達成した。
東京五輪の派遣記録(24秒46)の突破はならず、400メートルリレー、400メートルメドレーリレーに続く、自身3枚目の五輪切符、個人種目の代表内定はならなかった。
池江は場内インタビューで「もう少し上げれるかなと思ったんですけど、一番は4冠を達成することができてすごくうれしいです」と語った池江。出場全種目制覇については「本当に日本で負けるのは今年で最後というふうに決めていたんですけど、思っていた以上に成績も良かったですし、これからの自分の記録にも期待できるような、今回のレースがすべてできましたし、これからどんどんタイムを上げていくための課題も見つかりましたし、それを自分の中で楽しみにして、これからもどんどん練習を積んでいきたいと思います」と語った。
長い戦いが終わり、「このあと多分、疲れはどっと来ると思うんですけど」と語りつつも、「でも、うれしさが今はすごく勝っているので、あまり気持ちが高まりすぎないように、おさえながらも今回の4冠という結果を、自分に対して褒めてあげたいなというふうに思います」と振り返った。
池江の今大会の出場種目の成績。
▽女子100Mバタフライ 57秒77(メドレーリレー代表内定)
▽女子50Mバタフライ(非五輪種目)25秒56
▽女子100M自由形 53秒98(400メートルリレー代表内定)
▽女子50M自由形 24秒84