池江璃花子4冠あるぞ 日本学生新で女子50m自由形決勝進出「勝ちを取りにいくだけ」

 準決勝のスタート地点へ歩を進める池江璃花子(撮影・高部洋祐)
 泳ぎ終え、掲示板を確認する池江璃花子
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 「競泳・日本選手権」(9日、東京アクアティクスセンター)

 女子50メートル自由形準決勝で、白血病からの完全復活を目指す池江璃花子(20)=ルネサンス=が、日本学生新記録となる24秒87の全体1位で10日の決勝に駒を進めた。3種目で決勝が行われ、男子100メートルバタフライは水沼尚輝(24)=新潟医療福祉大職=が51秒03で制し、2位の川本武史(26)=トヨタ自動車=とともに内定。女子800メートル自由形は既に400メートルで内定していた難波実夢(18)=MGニッシン=と小堀倭加(20)=セントラルスポーツ戸塚=が2種目目の代表権を得た。

 「やっぱ、50って楽しいなって改めて思いました」。レース後、疲労の色をのぞかせながらも、池江は声を弾ませた。

 第1組で登場。25メートル過ぎに抜け出すと、全体1位で決勝進出を果たした。準決勝の前は、それまで7レースをこなした経験から「寒さに慣れない。結構冷え性で。50はそれだけで感覚が変わる」と、ウオーミングアップを陸上トレーニングのみに変更。復帰後ベスト24秒91を上回る24秒87をマークしてみせた。

 大会前に掲げた目標は「50種目での王座奪還」。振り返れば、彼女の負けん気に火がついたのも、この50メートル自由形がきっかけだった。多くのトップ選手が出場した2月のジャパンオープンで2位に入り「もうちょっと気持ち的に強くなれれば(もっと上に)いけるんじゃないか」。手応えをつかむと同時に、練習への向き合い方が変わったという。

 「練習でも、キツくなった瞬間に負けた時のことを思い出す。もう負けたくないと思うと、自然と体が頑張れちゃう。勝ちたいと思って初めて精神的にも強くなれると思う。練習へも、試合へも、意識が変わった」

 10日は50メートルバタフライ予選と決勝、50メートル自由形決勝の最大3レースが待ち構える。「感触もものすごくいいので、あとは本当に楽しんで、勝ちを取りにいくだけ。いい形で日本選手権を締められれば」。既に大会2冠。50メートルバタフライは1位のエントリータイムを持っている。闘病生活を経て、戻ってきた3年ぶりの日本選手権。最大4冠が現実味を帯びてきた。

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