死闘200M平泳ぎ 佐藤翔馬が日本新で五輪内定 武良も2位で代表 渡辺3位で無念

 日本新記録で男子200メートル平泳ぎを制し、喜びを爆発させる佐藤翔馬(撮影・高部洋祐)
 日本新記録で男子200メートル平泳ぎを制し、ガッツポーズを決める佐藤翔馬(撮影・高部洋祐)
 3位に敗れ、優勝インタビューを行う佐藤翔馬(左奥)の前を引き揚げる渡辺一平(撮影・高部洋祐)
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 「競泳・日本選手権」(7日、東京アクアティクスセンター)

 男子200M平泳ぎ決勝が行われ、佐藤翔馬(20)=東京SC=が日本新の2分6秒40で代表に内定した。2位には武良竜也(24)=BWS=が2分7秒58で入り、代表の座をつかんだ。

 従来の日本記録保持者だった渡辺一平(24)=トヨタ自動車=は2分8秒30の3位で、代表入りを逃した。

 佐藤は150Mのターンまで世界新記録を上回るペースでレースを展開し、最後もライバルに先行したままタッチした。世界記録2分6秒12には及ばなかったが、従来の日本記録2分6秒67を更新した。

 武良と渡辺が壮絶な2位争いを演じたが、終盤でリードを奪った武良が制した。

 場内インタビューで「まわりも全然見えてなかったので、最初から最後まで自分のレースをするということに意識して頑張りました」と振り返った佐藤は、「自分でも驚くぐらい平常心で臨めていたので、結構いいタイムが出るんじゃないかなと思っていたんですけど。少し世界新記録には届かなかったですけど、そこは全然気にしていないので、次に向けて頑張っていきたいと思います」と語った。

 東京五輪では以前から口にしている世界新記録は意識しつつも、「オリンピックではしっかりと優勝するのが一番の目標です」と宣言した。

 競泳は今大会の各種目で、派遣標準記録を突破した選手のうち上位2位までが同種目の五輪代表選手に内定する。

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