「ソフトボール日本リーグ女子・ビックカメラ高崎０－１豊田自動織機」（４日、ベイコム野球場）

　３連覇を狙うビックカメラ高崎が延長十回タイブレークの末、豊田自動織機に０－１で敗れて今季初黒星を喫した。先発した東京五輪日本代表のエース上野由岐子（３８）＝ビックカメラ高崎＝は、今季初登板の九回途中で右脇腹を痛めて降板した。

　上野がアクシデントに見舞われた。０－０の九回１死二、三塁で６番・金江から空振り三振を奪った直後に顔をゆがめた。右脇腹を気にしながらトレーナーとベンチへ戻り、そのまま降板。２番手の浜村にマウンドを託した。

　初回は３者連続三振。二回以降も粘り強い投球で無失点に抑え、８回２／３まで３安打無失点、球数は１１４球だった。試合後のオンライン取材で上野は急な異変だったことを明かし、「たぶん痛めている感じ。無理して投げるべきではないと判断した」と説明。自身３度目の五輪を控え「病院に行ってみないとわからない。軽症で収まってくれたらいい」と話した。