上野が右脇腹痛で降板、「病院に行ってみないとわからない」今季初先発で8回2/3無失点

 先発で力投するビックカメラ高崎・上野由岐子(撮影・神子素慎一)
先発で力投するビックカメラ高崎・上野由岐子=ベイコム野球場(撮影・神子素慎一)
先発で力投するビックカメラ高崎・上野由岐子=ベイコム野球場(撮影・神子素慎一)
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 「ソフトボール日本リーグ女子・ビックカメラ高崎0-1豊田自動織機」(4日、ベイコム野球場)

 東京五輪代表エース、ビックカメラ高崎の上野由岐子投手(38)が今季初先発。延長タイブレークの8回2/3まで3安打無失点に抑えていたが、右脇腹痛のアクシデントで途中降板した。

 0-0の九回1死二、三塁のピンチで、6番・金江から空振り三振を奪った直後、上野が顔をゆがめた。右肩を上げ、右脇腹を伸ばして確認するようなしぐさをすると、トレーナーと一度ベンチへ戻った。ベンチ前でキャッチボールをするなどしたが、そのまま降板。2番手の浜村にマウンドを譲った。

 初回は3者連続三振。二回以降も粘り強い投球で無失点に抑えていた。試合後のオンライン取材で上野は「たぶん痛めている感じ。無理して投げるべきではないと判断し、無理言って休ませてもらった」と説明。投球数は100球を超えており、痛みは突然だったという。

 「自分の感覚的に、これまでケガしてきたことを考えれば、投げられなくはないが無理したくない」と大事をとったという。一方で状態は「痛いです」と言い、「五輪(があることも)もわかっているし、このケガがどういう状態か病院に行ってみないとわからない。軽症で収まってくれたらいいなという感覚ではある」と、今後への不安も口にした。

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