背中に「愛」の文字 24歳トゥクタミシェワが銀に涙「アメイジング」フィギュア世界選手権
「フィギュアスケート・世界選手権」(26日、ストックホルム)
女子フリーが日本時間27日早朝から行われ、15年世界女王でショートプログラム(SP)3位のエリザベータ・トゥクタミシェワ(24)=ロシア連盟=はフリー141・60点、合計220・46点で2位に入った。
透け感のある黒のシックな衣装の背中には、漢字で「愛」の文字。和楽器の音色が取り入れられた、和のプログラムを演じた。
冒頭のトリプルアクセル-2回転トーループはやや着氷が乱れたが、続く単発のトリプルアクセルは流れるように着氷。小さなミスこそあったが、演技をまとめ、得点を確認すると涙を浮かべた。
「アメイジング」とトゥクタミシェワ。「信じられない気持ちで、とてもうれしい」と喜びをかみしめた。
また「責任感は感じていないけれど、フィギュアスケートをする女性たちへ、全てが可能であることを見せたい。24歳での世界選手権のメダルはその証拠」とも語った。