白鵬休場に舞の海氏「袋だたき承知で」苦言「もっとやれると思って去った横綱もいる」

 「大相撲春場所・3日目」(16日、両国国技館)

 4場所連続休場から再起を期した横綱白鵬(36)=宮城野=が3日目の16日、日本相撲協会に休場を届け出た。「右膝蓋大腿(しつがいだいたい)関節軟骨損傷、関節水腫で手術加療を要する。

 今場所、進退を懸けて出場する予定だった鶴竜は場所直前に左太ももを負傷し全休。5場所ぶり出場した白鵬も右膝負傷を再発させ、3日目のこの日から途中休場した。

 NHKの大相撲中継では、またも両横綱不在となった状況に解説を務めた舞の海修平氏が苦言を呈した。「横綱でもない私が、袋だたきを承知で言わせてもらうとですね」と前置きした上で、「過去にはおそらく1年くらい休ませてもらえたらもっとやれるのになと思いながら去って行っていった横綱もいると思うんですよね。でもなぜやめたかという所ですよね」と、引き際について言及した。

 続けて「それは自分の事情とか感情よりもこの横綱の地位とか名誉とか、というものを守ってきたからこそ、大切に思ってきたからこそだと思うんですよね。見てるファンは横綱になってしまったがために辞めざるを得なくなってしまったと。そこに、その無念さ、悲劇にファンは共感すると思うんですよね」と思いを語った。

 実況の大坂アナウンサーが「苦しい状況、心中を察すると白鵬(宮城野)は痛みがあったと思うんですが…」とフォローしたが、これもさえぎり「そうは言いましても初日、二日の2番でけがをしたのではないと思うんですよね。場所前に判断すべきだったと思いますね」と、厳しい意見を曲げなかった。

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