ラグビーTL 東芝 大野均氏が特別支援学校にボール贈呈「楕円球の面白さを」

ラグビーボールの贈呈式を行った東芝・大野氏(右端)=東京都立府中けやきの森学園(TOSHIBA BRAVE LUPUS/写真:東芝ブレイブルーパス)
ラグビーボールの贈呈式でボールを手渡す東芝・大野氏(右端)=東京都立府中けやきの森学園(TOSHIBA BRAVE LUPUS/写真:東芝ブレイブルーパス)
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 ラグビー・トップリーグ(TL)東芝の普及担当を務める元日本代表ロック大野均氏(42)が8日、東京都府中市内にある特別支援学校の東京都立府中けやきの森学園にラグビーボールを寄贈する贈呈式を行った。

 ボール計15個を寄贈し、代表生徒2人が受け取った。大野は「2019年のW杯で日本が盛り上がった。もう一度ラグビーの素晴らしさを思い出してもらい、パスをしたりキックをしたりして、どこに転がるか分からない楕円球の面白さを感じてください」とあいさつした。

 このラグビーボールを寄贈する活動は、今回で3校目。「ラグビーボールを触ってうれしそうな顔をしていたのが印象的です」と、これまで寄贈した学校の生徒の印象を振り返った。

 コロナ禍の影響で活動は思うように進まず、実際に生徒たちと一緒にラグビーをすることはできていない。それでも、「ボールを贈呈したことで次に交流をするための準備を子どもたちにしてもらって、ラグビーができるようになったら思いっきり楽しみたい」と今後を見据えた。

 大野氏は福島県郡山市出身。今年は東日本大震災から10年を迎える。「復興も進んでいると思われますけど、まだまだ支援が必要な人はたくさんいる。そういう人たちに対して思いをはせながら、前を向いて進んでいくことが大事。ラグビーを通じて元気を届けられたらと思います」と話した。

 「個人としては福島出身ということで、福島に対してラグビーで何か届けられたらと思います」。被災した故郷に対しても普及活動の幅を広げていく考えだ。

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