貴景勝 春場所出場明言「どんどん、どんどん稽古」関取衆との稽古も再開へ

 「大相撲春場所」(14日初日、両国国技館)

 かど番の大関貴景勝(24)=常盤山=が5日、都内の部屋で幕下以下力士と相撲を取って調整し、稽古後、電話で対応した。近日中には関脇隆の勝ら関取衆との稽古も再開する予定。「相撲を取って、しっかりどんどん高めていっている感じですね。いろんなタイプとやっていって明日、明後日からもしっかりいろんな関取とどんどん、どんどんやれたらと思っている」と初日を見据え意気込んだ。

 初の綱とりに挑んだ先場所は左足首を負傷し、無念の途中休場。再起へ向け、順調に歩んできた。「確認しながらやる部分も必要だと思うし、怖がっていてもしょうがない。しっかり動きを確認しながらどんどん、どんどん稽古できたら。やっぱり万全な状態で出ることが大事なんで。そのへんはよく考えながら稽古して初日にいい状態で臨めたらなと思っています」と語った。

 出場に関し「大丈夫。もちろん出ます。(足首は)相撲を取っても気にならない気にならない段階まで来ているんで、後はもう1回悪化させないこと、さらに良くして万全な状態で出ることが大事」と、力を込めた。

 体重は秋場所前の測定から17キロ減の166キロ。「鍛え方を少し変えたら体重が少し落ちた感じ。そこからまた力を付けていかないといけない部分も多い。しっかりそういうこと考えながらやっていきたい」と話した。

 意図して絞ったわけではなく食事も「しっかり食べて」、自然と落ちた。足首、古傷の両膝への負担などを考慮しても減量はプラス材料と言える。「しっかりいい方向にいけたらと思っています」と手応えはある。

 春場所へ向け「しっかり自分のいい形をもう一回考えてしっかり自分の相撲を取り切れたらなと、ただそれだけです」と気合十分。

 兵庫県芦屋市出身で大阪は準地元。コロナ禍で開催が大阪から東京に変更されたのは残念だが「今こういう時なんで、いろんな人に元気出してもらえるような相撲を一生懸命取っていきたいと思っていますできれば1年に1回の地方場所なんで、やれることが一番いいとは思いますけど、そういうわけにはいかないんで、しっかり相撲取りたいと思っています」と関西のファンに東京から元気を届ける。

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