朝乃山大不振 高安に1勝13敗「また怒られるわ。ネットニュースに…」

 大関朝乃山(26)=高砂=が21日、東京・両国国技館内の相撲教習所で合同稽古に参加し、元大関の小結高安(30)=田子ノ浦=と三番稽古(同じ相手と続けて何番も取る)を行い、1勝13敗と不振だった。

 あくまで稽古で結果は度外視ながら、「今日一番しかかってないですよね?また怒られるわ。ネットニュースに…」と自虐的に語った。ネットのコメント欄などは、チェックしている様子で「見ますよ、朝乃山一番しか勝てなかったとか」と、お手柔らかな!?反応を望んだ。

 初日から2日間は幕内阿武咲(阿武松)、明生(立浪)らを相手。まずまずの手応えだったが、元大関となれば、ランクがやはり違う。「この2日間とは圧力も違いますし、まわしの取り方とかいろんな技術も持ってますので。朝から三番(稽古)をやりましょうと高安関から言われましたのでやりました。結果はボロボロでしたけど、しっかりバンと立ち合い当たれたのがよかったかもしれない」と収穫も十分あった。

 自身は右四つ、高安は左四つでけんか四つ。「最初は右を差せなかったので。それまでは左四つになって、自分は分が悪いですし、右四つになったとしても、そこからの相手は守りの攻めが速かったです。そこで決めきれなかったので、土俵の突き落としとか、投げ(を食って)、ダメでしたね」と悔しがった。

 勝ち星こそ1勝だったが、立ち合いから押し込むことはできた。内容は悪くない。「それが自分の相撲だと思うので、あとはそこから落ち着いてまわし取るなり辛抱して攻めることが課題ですかね。(部屋だと)自分より大きい相手と稽古ができないので、いいと思います。圧倒的に負けたらあれですけど、前に出ながら負けているのが何番かあったので、それは場所につながる」と前向きだった。

 3日連続で相撲を取り、疲労もたまる頃。三番稽古中、首を左右に振る場面があった。「肩に電気が走った。びりっと。腰も入ったんですけど、力が入らなくて」。体の状態を見て、23日以降も実戦勘を磨いていく。

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